最高峰のラグビー世界大会 開催を実現
厳しい国際規格を満たした 照明リニューアル
収容人数5万人以上で国内有数の大型多目的競技場「エコパスタジアム」 (小笠山総合運動公園エコパスタジアム)。2002年のサッカー世界大会やJリーグ・ジュビロ磐田の試合会場として数多くの感動を生んできました。2019年ラグビー世界大会の会場に選ばれ、厳しい大会の開催要件を満たすために照明設備の改修が行われました。
必要な明るさ(水平面照度)の要件は従来比1.5倍の2250ルクス。ほかにも4K8Kの高画質テレビ放送での快適な視聴環境を確保しながら、選手へのまぶしさを抑えるなど、質の高い照明システムが求められました。
フィールド全体で明るさが均一
選手・観客へのまぶしさを抑えた最高の照明環境を実現
Muscoが納入したLED照明器具は競技用・観客席用など計522台。レンズや照射角度を緻密に設定して配光をカスタマイズする独自の配光技術により、フィールド上の明るさを均一にして、かつまぶしさを抑制。選手が最高のパフォーマンスを発揮できる照明環境を実現しました。
またスタンドでの観戦体験の向上にも配慮しています。フィールドを明るく、スタンドを比較的暗くすることで、どの席でも照明光によるまぶしさを感じにくく、世界最高峰の熱戦に集中できる環境となっています。
すべてのカメラで鮮明な映像配信が可能
4K・8Kに対応した照明設計
世界中の人々が熱狂し、国内でも日本戦では多い時に5,000万人以上がテレビ観戦するなど、注目を集めたこの大会。テレビでの視聴環境も最高レベルにするよう、組織委員会からはテレビ撮影時の明るさについて厳しい基準が設定されていました。
前回イングランド大会の決勝戦会場で、大会の基準をクリアしていたMusco。今回も、テレビ撮影に最適な配光を選ぶことで、フィールドのどの部分を撮影しても画面上での明るさを均一に維持。4K・8K放送でもハイスピードで躍動する選手を鮮明に映す、最高の視聴環境を実現しています。
概要
・納入LED照明器具:522台
ー内訳ー
競技用照明:TLC-LED-1500 : 464台
客席用照明:TLC-LED-400 : 28台
TLC-LED-1150 : 6台
セレモニー用照明:TLC-LED-1150 : 24台
・平均水平面照度:2250ルクス
・竣工年:2019年