光漏れ100メートル超、農作物の生長阻害でナイター営業 制限
以前は既存照明からの光漏れにより、農地が100メートル以上にわたり明るく照らされる状況でした。農家から“イネなど農作物の生長を阻害する”との声があり、ナイター利用の日数を制限するなど問題化していました。
改修前
光漏れが「月明かり」以下、苦情もなくなり ナイター利用が毎日可能に
「光漏れを抑制したい」というコート所有者様の要望に最大限配慮して、照明設計を行いました。現場の条件に合わせて照明器具のレンズ・反射板を組み合わせる独自技術で、光がコート内に収まるよう精密に制御。農地での光漏れを既存照明の72ルクスから、月明り*よりも暗い0.19ルクスまで抑えて、99%の低減を実現しました。近隣農家からの苦情もなくなったことで毎日のナイター営業が可能になり、施設の利便性が改善されています。
*0.5ルクス~1.0ルクス
大阪市立科学館ホームページ『照度と明るさの目安』より
http://photon.sci-museum.kita.osaka.jp/publish/text/koyomi/66.html
改修後
コートの明るさ 66%アップ、『スポーツ照明基準』最高レベルの環境
光漏れ問題を解消する一方で、コートの明るさは既存照明比66%増えています。JIS規格『スポーツ照明基準』の最高レベル「運動競技の区分 I」を満たす環境となり、最適なプレー環境を実現しました。
光害対策に最適
光を当てたい場所だけ明るくする 配光技術
Muscoは、現場の状況に合わせて照明1台ごとに配光を変える独自の製品技術を生かし、スポーツ施設の中に光を集中させることで光漏れを最小化します。下の写真は そうした環境を実現した施設の例です。課題となっている光漏れを改善させる照明設計をご提案できます。ご興味がある方は、ぜひご相談ください。